理事長の〝ちゃべちゃべ〟 日記  〜その35〜

元ちゃんハウス日記
【雪の上越への小さな旅】

1月25日の金沢は5年ぶりに60センチを超える積雪になりました。

近年は暖冬傾向が続き、福井や富山のほうが雪が多いこともあり、勝手に「白山が守ってくれている」などと、のんきに構えていたのですが、一晩で一気に積もった雪を前に、あらためて「金沢は雪国だった」と痛感しました。

そんな中、金沢大学医学部の学生さん2人が黙って除雪してくれたり、スタッフもこまめに除雪してくれました。体力も根気もない私は除雪が嫌いなので、ありがたすぎます。本当に感謝です!

黙って除雪してくれている!

道路は融雪の水が出ているからありがたい・・・

3階中庭

1月31日には、セミナー参加のため上越へ行ってきました。
金沢を新幹線で出発し、青空がのぞく上越妙高へ。そこから妙高はねうまラインに乗り換えて高田へ向かいました。
現地の雪景色を見て、金沢の雪の量を口説いてはいけないです!
金沢の雪はまだまだかわいいものでした。
あの雪のなかでみんな除雪して生活しているのですから・・。愚痴なんか言えません(;’∀’)。
融雪用の井戸水による地盤沈下も問題になっており、注意喚起がされているそうです。

車窓から
かわいい高田駅

参加したのは、「これからの地域と暮らしと医療福祉と。『境界線を曖昧にする』出版記念イベント」というセミナーでした。


私が上越まで足を運んだ一番の理由は、ゲストの糟谷明範さんにお会いするためです。
糟谷さんは、元ちゃんハウスの活動を応援してくださっており、3月28日に開催するイベントにもお越しくださいます。


現在、そのイベントのチラシを作成中です。
「金沢がん共生まちづくり3.0」事業として取り組んできた1年間の活動を振り返り、その内容や成果を、地域のがん患者さんやご家族、地域団体・企業、医療・行政関係者、マスコミ関係者など、幅広い皆さまにお伝えする成果報告会です。
あわせて、糟谷明範さんによるご著書『境界線を曖昧にする』の出版記念トークイベント
そして能登を拠点に地域に根ざした活動を続けておられる中村悦子さんのご講演も予定しています。
【日時】令和7年3月28日(土)13:30〜16:00
【場所】石川県立図書館 だんだん広場


どうぞ楽しみにしていてください。


糟谷明範さんは、株式会社シンクハピネス代表取締役で理学療法士。東京都出身で、病院や訪問看護の現場を経て起業されました。「いまの幸せをつくる」をビジョンに、訪問看護、居宅介護支援、カフェ&コミュニティの3つの事業を展開し、人と人が自然につながる場づくりを実践されています。2025年9月には『境界線を曖昧にする―ケアとコミュニティの関係性を耕す―』を出版されました。

今回のセミナーは、上越市の「たてよこ書店」店長さんが企画されたもの。福祉の専門職かどうか、年齢はいくつかといった枠を超え、一人の人として、日々の暮らしの中でどのように関係性を育んでいけるのか。その視点こそが、これからの地域と医療福祉を考える上で大切なのではないか、という思いから生まれた企画だそうです。上越市の現状のお話、糟谷さんのトーク、そしてワークショップと、内容の濃い時間でした。

会場には、高齢の方、働き盛りの方、子育て中の方、20代の若者、高校生、さらに小さなお子さんまで、実に多様な人たちが参加していました。みなさんが「自分ごと」として考えている姿も印象的で、上越のこれからがとても楽しみになりました。

セミナーを終えて大切な気づきをいただきました。
私たちの活動においても「つながり」は大きな力です。
一方で、「つながらないことは本当に悪いことなのか」「つながることの負の側面も理解しておく必要がある」「誰かの“うれしい”が、誰かの“悲しい”を生むこともある」
——そんな視点を忘れずにいたいと、あらためて感じました。

昨年のエンジョイフラの講師の先生も上越から来てくださっていました。今回実際に訪れてみて、遠方から通ってくださっていたことへの感謝の気持ちが、より一層深まりました。素敵な出会いもあり、美味しい地酒と旬のお魚も味わい、しっかりお土産も手にして帰ってきました。

上越のお土産いろいろ

(2026年2月5日)

元ちゃんハウス西村詠子理事長

元ちゃんハウス 理事長
西村詠子