毎週水曜日の13時からは石川喉友会の皆さんの食道発声教室です。病気で声帯を切除した方々が食道発声という今までとは違う方法で声を出す練習をされています。先輩の患者さんが新しく入った患者さんに発声法を伝え一緒に練習しています。まさしくピアサポーターの力量発揮です。練習するときに自分の好きな詩を読んだり、歌ったりすることもあるそうです。今日、大先輩の患者さんが、いつも練習に使っているという詩を聴かせてくださいました。
君死にたまふことなかれ あゝをとうとよ、君を泣く、 君死にたまふことなかれ、
末に生れし君なれば 親のなさけはまさりしも、 親は刃(やいば)をにぎらせて
人を殺せとをしへしや、 人を殺して死ねよとて 二十四までをそだてしや・・・・・
与謝野晶子の歌を五題全部唱えてくれました。詩のことばの重みと、その方が懸命に紡ぐ声とが重なります。一節一節、食道発声の一生懸命なお声が心に沁みて、情景が目に浮かび、哀しくやさしく・・なぜか涙が出てきました。とても感動したエピソードでした。


