7月30日、理事長と連れ立って石川県立音楽堂で開催された「メディカルオーケストラ金沢」の「第九」を聴いてきました。主に医療職の方で構成されているので“メディカル”なのですが、今回は100人近いフルオーケストラと4人のソリスト、約200人の合唱団が加わった大迫力の素晴らしい演奏でした。コロナで大変だったはずのドクターや看護師さんなど、さまざまな医療職の人達が、いつどうやって練習されたのか不思議なくらいの演奏だったし、お顔のわかる先生たちの演奏というだけでも楽しめましたが、演奏が終わった瞬間のみなさんの涙が本当に感動的でした。
レベルは全然ちがいますが、私もちょこっと楽器を触っています。弦楽器の中で一番扱いが簡単と言われるウクレレです。乳がんの手術後、腕が上がりにくく肩の痛みが長く続いたので、リハビリになればと思ったのがきっかけでした。ウクレレはご存じの通り、音が優しく値段も手頃、軽くて持ち運ぶのも邪魔にならない、飽きたら部屋の飾りになる♡…と弾かなくなった時の言い訳もポイント高めです。
2011年、西村元一先生のアイディアで金沢赤十字病院内にがんサロンを立ち上げたばかり(県内の病院にまだ“がんサロン”が一件もなかった頃)でしたが、続けて「ウクレレ教室」も開設させてもらえることになりました。がんサロンが病室から離れていたから許されたのでしょうが、よく許可が下りたなぁ、と今さらながら西村先生に感謝します。がんサロンの利用者さんや看護師さん達で、あっという間に12、3人集まっていたので、先生も面白がって市民公開講座などがあると、その前座や休憩時間に私たちウクレレ部の演奏時間を設けてくださってました。最近のコロナ禍では全く活動できていませんでしたが、5類になったのでメンバーが我慢しきれず病院側に掛け合ってくれたようです。ウクレレ部だけ先に復活しました。
来る8月19日(日)「しいのき迎賓館」の野外ステージ「ウクレレパイナ」午前の部に出演します。10分間、たった2曲ですが時間が合えば聞きにいらしてください。
次回はその結果報告をしようと思います。
(2023年8月10日)
元ちゃんハウス ピアサポーター
米森直子
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