元ちゃんハウスでじんのび

元ちゃんの窓

今日は、元ちゃんハウスでじんのびでした。じんのびというのは輪島弁でゆっくりするというか、まったりくつろぐ‥という意味の様です。震災の後、輪島市からこちらの方へ避難されて、まだ、避難所や親せきのところに身をよせていらっしゃる方々をお招きして元ちゃんハウスでゆっくりしていただきました。元ちゃんハウスには、「元ちゃんハウスの、お顔の見える方々の支援に使って欲しい」と直接義援金が届きました。今回も佐世保のからのお気持ちのこもった義援金を使わせていただきました。

タクシーで来て頂き、ご希望の多かったお寿司とお手製のみそ汁のお昼ご飯を食べて、元ちゃんハウスに来ているウクレレを弾ける方と、元ちゃんハウスのスタッフがリクエストに応えて歌ったりしました。お寿司も美味しい!避難所ではお味噌汁は無かった‥ととても喜んでくださいました。

また、ご希望の方を近くの兼六園にご案内したりして過ごしました。「この歳で何十年ぶりの兼六園を散歩する日がくるとは思わなかった・・地震があったから・・私が助かったから・・」とお気持ちを話してくださいました。お言葉をきいて、胸がいっぱいになりました。

来て下さった中には、闘病中の方もいらっしゃいました。被災されての闘病は本当に大変な事とお察しします。みなさん、地元の大きな家が被災されています。大きなりっぱな瓦の大屋根が倒壊した写真を見せてくれました・・。倒壊したご自宅はそのままでどうしていいのかわからない…と。仮設住宅を待っていらっしゃいます。でも、みなさんは笑顔で「頑張らんとね!ありがとう!」と何度もおっしゃいます。凄いです。でも、私達はお礼や前向きな言葉を頂くたびに心が苦しかったです。どんなお気持ちで言ってくださるのか・・。何回言っているのか・・いつまで言うのでしょうか・・。一日も早く平穏な日常が来ることと皆さまのご健康を切に願います。

後日談・・参加されたから、「地震にあって5カ月が経とうとしているけれど一番うれしいことでした。また、元ちゃんハウスに行きたいです」とのお声をいただきました。こちらこそありがとうございました。                                   2024.5.24

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