5月11日(土)13:30〜14:30は「お坊さんと話そう」の時間でした。
お坊さんは臨床宗教師の出島元寿さんです。他宗教の事も学ばれ、各宗派の考え方や違いなども気さくにお話くださいます。患者、遺族、医療者合わせて11名のご参加がありました。
今日は『グリーフ(悲嘆)』のお話でした。大切な人や大切なものを喪失した時に体験する、心理的・身体的・行動的・社会的反応について、ご自身が経験された実話なども交えてお話されました。その話の中で、グリーフを抱えている方や家族それぞれと向き合い、その方が本当に話したいこと、聞いてもらいたいことを話せるまでにお互いの信頼関係を構築する必要があると言われました。確かに初対面の方にお悩みお聞きしますよって言われても、正直なかなか話せませんよね。傾聴する時間的難しさを感じます。
出島さんは『縁を結ぶ』って事を大切にして活動されているそうです。
死生観(ししょうかん)の話もとても興味深く、各宗派の死への向き合い方、考え方の違いなど、思わず「へえ〜」と声が出てしまう話も。例えば、阿弥陀様が手をひいて大往生に連れ立ってくださる、三途の川や花畑などの彼岸の描写は浄土真宗だとか。もっと各宗派の考え方など知りたくなりました。でもその前にまずは自分の宗教について考えてみようと思います。
次回は7月6日です。皆さんの疑問にも答えてくださいます。
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