年が改まり、一年の計は元旦にあり、ということで、私自身の目標をどうしようかな~なんてぼんやり考えていたところの大きな揺れでした。今(1月9日現在)は、まだ被害の全体状況がつかめていないということですが、安否不明者が100人を超え、道路や水道管の寸断などなど…分かれば分かるほど、復旧の難しさを感じます。
北陸独特のお天気も救護の行く手を阻んでいると思うと雪も雨も憎らしく、心が締め付けられる思いです。これ以上の被害はどうか、どうか増えませんように…。
そんな中、元ちゃんハウスの始動は、1月6日の「お出かけ元ちゃんハウスin妙法寺」の書初め交流会でした。私の記憶では、2018年からはじまり今年7回目になる催しですが、今回は、能登半島地震で被災された方々を支援する会として開催趣旨を変更しました。
最初に書家の阿部豊寿さんの魂の揮毫「祈」で始まり、全身全霊の表現を私たちも“無事でいて”と祈りを込めて見つめました。
その後、阿部さんからご指導いただきながら各々の抱負や希望を色紙にしたため、御前に供え、妙法寺の副住職出島元寿さんのお経で被災地への復興祈願をしました。この日集まった義援金3万円は本日、西村理事長が金沢市に収めて参りました。私たち元ちゃんハウスも皆様のご支援で成り立っている団体なので、募金の有難さは身に染みています。今は取り急ぎこの募金で、何かお役に立てばよいのですが。
地震から5日目の開催に中止の意見もありましたが、
「こんな時だからこそ開催を!」
と阿部先生と出島住職の後押しもあり、実際、お集まりの皆さんは
「その時どうしていた?」
とそれぞれに話しあえたことで、張り詰めていたものが少しほぐれた様子でした。ちなみに私は、この日の“ぜんざい担当”だったので、お餅の焼け具合に忙しく、書初めは来年に持ち越しとなりました。すでに来年令和7年1月5日(日)に決まりました。ぜひ、新鮮な気分と美味しいぜんざいを味わいにいらしてください。
今日は、各地で成人式も行われましたが、能登地区の成人式は中止になりました。
今回、成人式対象の人たちは、高校生になってまもなくコロナ禍で様々なイベントが削減され育ってきたはず。今年の成人式はマスクも要らなくて、親御さんも我が子の晴れ姿をどんなにか楽しみにされていたと想像できます。と言いながら、私自身は成人式で親の意向に逆らい振袖を着ずに出席してがっかりさせてしまったという経緯があり、このコメントを語る資格はありません。が、そんな私だからこそ? 今日できることを悔いのないようにやろうと思うのです。思うだけですが…。
被災地の一日も早い復興を心から、心から願っています。
(2024年1月11日)
元ちゃんハウス ピアサポーター
米森直子
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