春というよりもう夏?と思う陽気の4月19日土曜日に、元ちゃんハウスのみんなでアートハウスおやべで開催されている『第5回公募 現代造形展』に出掛けてきました。

ちょうど道端にはチューリップも綺麗に咲いていました。

今回の公募展は41都道府県から346点の応募があったそうなのですが
なんと!
大賞に川西佑佳さん、 特別賞に 畑中みずきさんが選ばれたのです!
お二人は金沢市立美術工芸大学の学生さんで3月8日の
がん共生まちづくり3.0〝発見〟を〝共有〟して〝交流〟する発表会!
でお手伝いしてくださった学生さんです。
川西さんはその前にも元ちゃんハウス2階のギャラリーケアリングで作品展をしています。
元ちゃんハウスでのご縁をいただいたお二人が素晴らしい賞を受賞されたことがうれしくて、大喜びで母として?もしかしておばあちゃん?の気持ちでいそいそ出かけていったのです(笑)。
開会式から表彰式に続きギャラリートークまでゆっくりと楽しみとっても素敵な時間でした。




大賞の川西さんの作品はNo.8「play with me」というインスタレーション作品です。
「遊びましょ♪」という声が聞こえてきそうです。
因みに元ちゃんハウス2階ギャラリーケアリングの時の作品はNo.7でした。その時のテープが形を変えて奥に猫の形?の塊になっていました。それもまた過去から未来へつながる時の流れみたいなものを感じました。



畑中さんの作品は「open covering」というインスタレーション作品でした。
大きな布に施した塗料が裏側に滲んでいて、真ん中の穴が印象的でした。



そしてもちろん、記念撮影もおねだりしました。これからの彼女たちの活躍が楽しみです!


そして帰りに「金沢西病院」に元ちゃんハウスアート部顧問の山本基さんによるアート作品が新設!ということで見てきました。
病院1階外壁とエントランスのカウンター内に《時の波音》という作品が設置されていました。
外壁はデジタル描画した絵、カウンターの内側はアクリル絵具で描かれていて、病院の外側から院内へ来院する方を誘導してお迎えしてくれているように感じました。


金沢西病院では、医療」と「アート」という、遠い存在にも見える両者を
「人間が生きる源=医美同源(いびどうげん)」として、積極的に融合に取り組んでいるそうです。
また、 “アートやデザインの視点を取り入れることで、入院中の患者さんにより豊かな病院での過ごし方を提供することができるのではないか?”とも考えていらっしゃるそうです。
金沢市民病院でも富山大学附属病院でもホスピタリティアートを展開しているというニュースを見ました。
アートの力で病院という非日常の、緊張する空間を少しでも癒されるものにするということは本当にすばらしい取り組みだと思います。
元ちゃんハウスも2階にギャラリーケアリングを持っていることをちょっと自慢したくなりました(笑)。
(2025年5月1日)

元ちゃんハウス 理事長
西村詠子
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