看護師の〝あんやと〟 日記  〜その9〜

元ちゃんハウス看護師毛利葉月 元ちゃんハウス日記

おでかけとフォトスポットで今年の振り返り!

今年もいろいろなことがあったなーと、元ちゃんハウスで撮ったたくさんの写真データを眺めています。全国各地から元ちゃんハウスに訪れてくださった方が写っていて、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行してから人の動きが元に戻りつつある流れに元ちゃんハウスも沿っているなと思います。元ちゃんハウスで患者さんやご家族の方を待っているだけではなく、おでかけした写真もたくさんありました。地域との連携や啓発活動として位置づけている、おでかけ元ちゃんハウス講演活動等もありました。

今年度は初めて、小中学校で講演を行いました。元ちゃんハウスの成り立ちや元ちゃんハウスでの活動を伝えることを通じて、子どもたちと一緒に、いのちや健康について、そしてがんと共に生きる社会について考える機会になりました。

講演後は元ちゃんハウスで、内容や子どもたちの質問・感想を利用者のみなさんと共有することができ、とても貴重な時間になりました。こうして、元ちゃんハウスに集う方々の声で『元ちゃんハウス流がん教育』が形になっていくのかもしれません。来年も続けていきたい活動です。

元ちゃんハウスには日々、がんの患者さんやご家族がいらっしゃいます。さらに、「元ちゃんハウスと同じような場を作りたい。場作りの参考にしたい。」という方々が見学や視察等に来てくださいます。北は北海道から南は沖縄まで、コロナの5類移行に伴い全国から来てくださいました。その中には、前理事長からの大切な繋がりがありいつもお手本にしているマギーズ東京や、がん患者支援に携わっている著名な方々のお勧めで来られる方もいます。見学者の対応は理事長が行うことがほとんどですが、私もうれしくてありがたく感じると同時に身の引き締まる思いです。

見学や視察等では、元ちゃんハウスの1階から4階までぐるっと見て回り、関連の資料等をお渡しし、理事長からの説明(や、楽しいおしゃべり)…という流れが多いのですが、最後に来訪者の許可がいただければ、記念撮影をしています。

元ちゃんハウスでの記念撮影にはお決まりの場所が2か所あって、1か所は玄関。もう1か所は3階のソファーです。元ちゃんハウスのオープン時に阿部豊寿先生(書道家)が揮毫してくださった作品を囲んだり、持ったりして撮影をします。

阿部先生は、新年恒例のおでかけ元ちゃんハウスin妙法寺で、揮毫と書き初め指導をしてくださいます。今年の揮毫はどんな文字かな、(そしてぜんざいも!)楽しみです。


年明けは、1月6日(土)『おでかけ元ちゃんハウスin妙法寺』で活動を開始します。会場は妙法寺です。お申し込みの方は、元ちゃんハウスではなく妙法寺におでかけくださいね!
元ちゃんハウスの通常開館は1月9日(火)からです。

(2023年12月28日)

看護師 毛利葉月

元ちゃんハウス 看護師
毛利葉月

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