理事長の〝ちゃべちゃべ〟 日記  〜その19〜

元ちゃんハウス日記
いろいろ支えられ癒されています

先日の能登半島豪雨災害で亡くなられた方には深いお悔やみと、被災されたみなさまに心からお見舞いを申し上げます。1月1日の大地震のあと、少し復興が進んでいた中での再びの豪雨災害に本当にいたたまれない思いで、言葉がありません。とにかく心を寄せて、私達も何が出来るのか考え続けていきたいと思います。

先週の日記も記念日反応のことが書かれていました。
私にとって9月も夫のことを考えてしまいます。23日は結婚記念日。今年で38回目になります。でも、生きている時も特に何もしなかったからまあ、そんなもんかと(笑)。

そして29日は夫の誕生日。生きていれば66歳です。忘れないでいてくださる方からのメッセージを、いつまでも若い夫の写真に伝えました。でも、私は皆さんに支えられていると実感できていて、毎日バタバタと忙しく出来ているので元気です!

21日から23日は元ちゃんハウスのアート部顧問(⁉)の山本基さんの作品を見に信濃大町まで行ってきました。山本さんも奥様と妹さんをがんで亡くされているので作品に込めた想いに心が動きます。そしてお人柄も大好きなので海外は無理ですが国内の行ける作品展は行きたいのです。でも今後は海外も行きたい!と思ってしまいます。10年用のパスポートも取ったので・・。

「北アルプス国際芸術祭 2024」

会期:2024年9月13日(金)〜 11月4日(月・祝)
会場:塩の道ちょうじや

ゆっくりとアートバスに乗って湖や森の中の作品を見たり、独身の時に友人と行った碌山美術館を再訪して年月の流れにしみじみしたり・・。

帰りは黒四ダム、立山経由で帰ってきました。しっかりちゃっかり癒されています(笑)

そして彼の66歳の誕生日の29日は金沢大学附属病院での緩和ケア研修会で夫が作った元ちゃんハウスのことを話させていただきました。♫人生って不思議なものですね♫

結局は、人は人に寄って力をもらえるのだと思います。人によって傷つくこともありますが、それを癒すのもやはり人だと思うのです。

元ちゃんハウスでは石川喉友会の患者さん達が食道発声教室を開催しています。

石川喉友会 ホームページはこちら

病気のため声帯を摘出して今までの様に声が出なくなった方が新しい発声法を学んでいます。この会はまさしく患者さんが患者さんをお互いに支えていると思います。当たり前のようにピアサポートしています。9月に富山で開催された中部日本ブロック発声訓練指導者養成研修会にも参加したと報告して下さいました。

初めて参加された方も先輩患者さんの様子に刺激を受けたり心強さを感じたのではないかと思います。私達も応援しています。

会員さんから、病気になって声を失い辛かった時に出会って「今、出来る事!」と前向きになれたという素敵な言葉を教えて頂きました。ありがとうございます。

捨てると手に入るもの。

①「嫉妬」を捨てると「自由」が手に入る。
②「常識」を捨てると「可能性」が手に入る。
③「しがらみ」を捨てると「安心」が手に入る。
④「見栄」を捨てると「自分らしさ」が手に入る。
⑤「固定概念」を捨てると「気づき」が手に入る。
⑥「他人の目」を捨てると「自分の人生」が手に入る。

人生は捨てるほど手に入る。

(2024年10月3日)

元ちゃんハウス西村詠子理事長

元ちゃんハウス 理事長
西村詠子

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