理事長の〝ちゃべちゃべ〟 日記  〜その27〜

元ちゃんハウス日記
【今のしあわせをかみしめて・・・

5月の末は、やはり自分の誕生日と夫の命日のことになります。
5月29日に66歳になりました。今年は免許の更新の年でしたので行ってきましたが、次がこのまま5年後の更新となると71歳‥💦。
高齢者講習を受けなければならない・・。なんだか急に年をとった気分です。


29日の当日は毎月最終木曜日のラジオ金沢の元ちゃんハウスの活動紹介の日でしたが、
パーソナリティーの綿谷尚子さんに
「お誕生日おめでとうございます!幸福の日に生まれたんですね!」と言われました。

幸福の日とは初めて知りました。

調べてみると、

5月29日の「幸福の日」は、「529」を「こうふく」と読む語呂合わせをもとに誕生し、「世界中の人々が幸せで平穏に暮らせることを祈る日」とされています。
一般社団法人日本記念日協会に「記念日協会認定記念日」として登録されています。https://www.kinenbi.gr.jp/

とのことです。なんともうれしい気分になりました。


体のあちこちにガタが来て、90歳になった主人の母を思うと複雑な思いで、歳をとることへの不安はあります。
でも、夫をはじめ、誕生日を迎えられない切ない思いをした人の事を思うと、元気に誕生日を迎えて、しかも大切な仲間にお祝いしてもらえて、たくさんの方にお祝いを言ってもらえることが本当に有り難くて、つくづく幸せ者だなぁと思います。

この感謝をまた、周りの方に送って行きたいと思います。

フランドールのフルーツカスタードパイホール。カスタードクリームが美味しい!

任田さんも5月生まれで一緒にお祝い。

誰のケーキが一番大きい??

綿谷先生ありがとうございます。


また、誕生日を知っていた?と思うタイミングで素敵な2冊の本も届きました。


1冊はお世話になっている岩見沢のささえる医療研究所の永森克志先生の「半径5メートルのしあわせ」、そしてもう1冊はマギーズ東京の方がつないでくださった田中理恵子さんの「がんのある日々」という短歌集です。

5.29の幸福の日に届いた永森先生からのたくさんの愛あるメッセージ、
そして田中理恵子さんの闘病の中にも自らみつけたしあわせの言葉・・。

ボーっと生きていないでしっかりと、でも、欲張らないで今あることに感謝します。
元ちゃんハウスのようこそプログラム「体メンテナンス」講師の花岡修子さんからも美味しいお菓子とスモールボールをもらいました。

にぎにぎ・ころころして毎日、自分の体をちゃんとケアしていきます。三日坊主にならないように・・。

そして誕生日の2日後の31日が夫の8回目の命日でした。
夫は亡くなる4日前まで元ちゃんハウスや自宅に外出していました。覚悟を決める時間はありました。でも今でも違う結果になっていたら・・・などといろいろ考えてしまいます。

2017.5.27 マギーズ東京の秋山さんと鈴木さんが来てくれました。


野田山のお墓も掃除してお参りしてたくさんのお願いをしてきました。叶えてくれますように!  

ちょうど命日の31日に日本精神保健看護学会第35回学術集会で、「居場所をつくるケア」というシンポジウムでお話をさせていただきました。
本当に夫がいたらこんなことは絶対に無いので、なんだか複雑な気分です。


夫とは1歳違いで、私は一人で高齢者になっています。
いつまでも若い夫の写真に文句を言いながらも元気で元ちゃんハウスで活動できていることに感謝です。
命日を忘れず連絡をくださる方、毎年この時期に必ず活動のご支援をくださる方、忘れないでいてくださるみなさまに本当に感謝です! 

3日に開いたフラ体験会の講師の渡辺明子さんからも夫の命日のお花をいただきました。本当にありがとうございました。


(2025年6月5日)

元ちゃんハウス西村詠子理事長

元ちゃんハウス 理事長
西村詠子