春の陽ざしがうれしい一方で、花粉に目をこすりながら迎えた3月の初日。
学びの一日となりました。
午前中は、石川県が済生会金沢病院に委託している「石川県がん安心生活サポートハウス つどい場はなうめ」で行われたピアサポーターフォローアップ講座に参加しました。テーマは「今年1年の活動を振り返る」ワークショップ。私が石川県のピアサポーター養成講座を受けたのは、まだ夫が元気だった2014年のことだったと思います。その頃はまだ、元ちゃんハウスは影も形もなく、私は金沢赤十字病院のピアサポーターとして登録していました。
ワークショップには、活動を始めて1年の方から10年以上のベテランの方まで参加されていました。活動年数に関係なく、皆さんが真摯に向き合っておられる姿が印象的でした。大切にできたこと、迷ったこと、これからも意識したいこと――それぞれの思いを分かち合い、学び合う豊かな時間となりました。
私が今年1年大切にしたいことは、「慣れることなく、初心を忘れず、しっかりと聴くこと」です。つい早口でちゃべちゃべとしゃべりすぎてしまうのが長年の悩みですが、じっくりと相手の想いをお聴きし、本音を安心して吐き出していただける時間を大切にしたい。そして、少しでもパワーを充電してもらえるようなおしゃべりができたらと思っています。
午後からは、次世代北信がんプロの市民公開講座を聴講しました。2月最終日は世界希少・難治性疾患の日、そして2月は希少がん啓発月間ということもあり、今回は甲状腺がんや脳腫瘍、頭頸部がんなど、比較的患者数の少ないがんの治療についてのお話でした。先生方が日々患者さんのことを思い、懸命に治療に向き合っておられることに改めて感謝し、医療の進歩に感動するとともに、明るい未来を感じました。


そして3月1日は東京マラソンの日でもありました。
昨年の金沢マラソンで元ちゃんハウスTシャツを着て走ってくださった、ピアサポーターの水内誠さんから「今日の東京マラソンは過去最高の39,000人が参加し、天気にも恵まれ、無事ゴールできました」と、うれしいメールと写真が届きました。
さらに、「後半、脚が痛くなり、沿道の『サロンパススプレーあるよ』の声に立ち寄った際、そこにいらした多くの方から『元ちゃんハウス頑張れ』と応援をいただきました」とのこと。
こちらもうれしくなりました。
前日の受付が行われた東京ビッグサイトでは、日本対がん協会のブースにも立ち寄り、お話を聞かれたそうです。

しっかりとピアサポーターとしても学んでいらっしゃいます。これもまたすばらしいです!
元ちゃんハウスはピアサポーターの活動の場でもあります。一緒に学び合いながら活動を進めていきたいと思います。
(2026年3月5日)

元ちゃんハウス 理事長
西村詠子

