元ちゃんハウススタッフの日記

元ちゃんハウス日記

「さて、どうしようかな」私の道標

こんにちは。約1年ぶりの登場になります、遺族&看護師の角口です。元ちゃんハウス歴1年のまだまだ浅いスタッフですが、今年度の第5週目を任されてしまいました。「私が発信して大丈夫なんだろうか?」と不安もあります。どうか私より長く元ちゃんハウスに関わってくださっている皆さま、いろんな『あれこれ』こっそり教えてください、よろしくお願い致します。

この一年、たくさんの方々に出会い、語り合い、学び、自分自身を見つめ、来所者やスタッフと泣き笑いあってきました。1月の能登半島地震では震度5強の地震の揺れと津波警報発令による避難を経験し、その後元ちゃんハウスでの物資輸送などのお手伝いや、社会福祉協議会の2次避難者へのボランティアや見守り支援などにも携わらせていただいています。その時々に思うことは、やはり「今を生きる、より愉しく生きるためにどうするか」ってことです。そして、「夫だったらどうするかな?」と考えています。

↑亡夫のPCキーボードの下から出てきた3年前のメモです。闘病中に書き残したものと思います。こんなん残されたら常に考えてしまいますよね。良いのやら悪いのやら、、

とにかく続けること

元ちゃんハウスも今年で8年目、開設当時からご支援いただいている皆さまや西村理事長はじめスタッフ達が尽力し継続してきたからこその今があるんだと感じています。石川金沢に『がんとむきあう会 元ちゃんハウス』があることをより多くの方に知っていただき活用していただけるように、『今を大事に』『楽しみ 愉しむ』ながら私のできることをやっていきたいです。

地域社会には労を惜まず貢献する

まさに元ちゃんハウスが今年度からさらに重点的に志す活動ではないでしょうか。『金沢 がん共生まちづくり3.0』地域共生社会の実現を目指す取り組みです。もしかして導かれていますか?いやいや、自分で今を、この物価高の日々を生き抜いています。

5月18日は遺族会、もくれんの会でした。皆さん、先々の不安を抱えながらもそれぞれの道標を持って今を生きています。亡きご両親だったら、夫だったら、妻だったら、お子さんだったら「きっと今、こう言うだろうな〜こう思っているだろうな〜」って想えることが、自分の心の中に故人が生きていることなんだと感じています。

次回のもくれんの会は8月17日です。

(2024年5月30日)

元ちゃんハウス 看護師
角口 園美

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