元ちゃんハウス　管理栄養士の〝食べまっし〟日記

梅雨を乗り切る、色イロ生活のススメ

石川県は今年6月11日に梅雨入りしました。金沢には「弁当忘れても傘忘れるな」という格言があります。「朝が晴れていても、昼や夕に雨になるかもしれない。だから傘は持っていくように」という意味です。金沢は天気が変わりやすく、雨が多い街だということを表しています。そんな、金沢に住み、雨にも慣れている私ですが、梅雨時期は、湿度が高く、気圧の変化が激しいため、持病の片頭痛が悪化し、気分が落ち込みぎみになります。

そこで、私は、特にこの時期、色の効果を利用することで、ストレスをケアしたり、自分を元気づける手段にしたりしています。

大学病院時代に、仲間と一緒に機関誌を作っていたのですが、その時に、色イロ生活のススメということで特集記事を作る際、色が体に与える影響などイロイロと調べました。その時に、リラックスしたいときには、緑色が効果があると知り、この時期は、洋服や、目につく物には緑色を使っています。私がよく緑色の服を着ているのは、好きな色でもありますが、リラックスしたいという気持ちも実は入っています。この文章を書いている今日も緑色の服を着ています。そう思うと、元ちゃんハウスは、観葉植物や、お花の定期便のおかげでいつも、リラックスできる緑にあふれていてありがたいです。

これからの暑くなる夏は、体感温度を低く感じさせる効果があるという研究がある青色を取り入れてもいいですね。私は暑い夜を涼しく感じたいので、夏はシーツを青系にしています。

そしてもちろん、色は食事にも影響を与えます。赤は、交感神経を刺激し、アドレナリンの分泌を促すことにより胃腸の働きを活発にしたり、気分を高揚させたりするといわれています。オレンジや黄色は、自律神経に作用して、胃腸の働きを活性化する効果があるといわれています。そして「おなかがすいた」と思わせるそうです。つまり、赤系、黄色系には食欲増進効果があります。

まさに、今回の料理教室で作ったパエリアは、ホットプレートの蓋を開けた瞬間、

「おなかがすいた」とテンションがあがる色でした。参加者さんもカシャカシャと写真撮影を楽しみました。そして、素材のだし汁と塩だけで味付けしたパエリアをみんなで美味しく食べたのでした。