11月に入って急に冷え込む日が増えてきました。私の感覚では11月前半にみぞれが降ってもおかしくないと信じて生きてきたのですが、富士山の初冠雪は明治以降もっとも遅かったというし、11月12日のニュースで日本の遥か南に4つの台風が同時発生か?と騒いでいます。初冬というのにどうゆうこと?
気温が一カ月くらいズレていて10月中旬と同等の気候と言っていて、このあとも20℃を超えそうな日があるとかないとか…。世の中多様性とかいう価値観の違いに配慮が必要と言っているところに、気まぐれな天候にも振り回されるんだとしたら、ただでさえ新常識についていけない私たち高齢者はさらに生きづらくなりそうな気配です。
ということで…文明の利器に振り回されて、高齢者も生きづらいんだぞー!と思ったエピソードをひとつ。
先日、年に数回食事をするウクレレ仲間2人と金沢市中央市場の中にある海鮮食堂へ行ってきました。初めて行くお店でしたが安くて美味しいと評判で開店前から行列のできるお店ということはリサーチ済みでした。開店20分前に到着し1巡目で席につけたのでほっとしたのも束の間、オーダーはスマホのQRコード読込みから始めなければいけないシステムだったのです。案内してくれた女の子は片言の日本語だし、厨房にも外国籍らしき女の子たちが数人働いていて、壁には「当店は外国人留学生の支援をしています。お客様のご理解をお願いいたします。」という張り紙がしてあり、なんだか海外のお店に入った気分になり不安がよぎりました。
案の定、妙齢女子3人はスマホ画面で順次進むも点滅する矢印の操作が分からず四苦八苦。仕方なく「この矢印から先はどうしたら良い?」と留学生に質問しようやく海鮮丼にありつけたのでした。行列に並んで席に着けたとしてもスマホを使えないと食事できないシステムと、外国人に頼って成り立っているとしたら金沢も日本もこの先大丈夫?と、うすら寒い思いがしました(スマホが使えないことで、隣席カップルの冷笑に耐えていたから…かもしれませんが)。ちなみに点滅矢印は「ごはんの量を変更できるページ」だったようで、スクロールすれば動いたらしいです。押してもダメなら引いてみな!ってやつです。食事は美味しかったし、十分に学んだので次回はサクッとオーダーできるはずなんですが、お店によって使っているアプリが変わるとまたイチからなのでしょうね。
「海鮮丼イッチョウ!!」と叫んでくれるお店に行きたいものです(-_-;)
元ちゃんハウスの2階が工事中というお知らせは何度かお伝えしてきましたが、もう間もなく完成します。来週にはきれいな状態でお見せできそうです。アートとケア、どちらも大切にしながら誰もが癒される空間を目指します。ピンク色の床は見えなくなりましたが、足元にはいつでも一緒にあるんだと思うことにしました。 オープニング展覧会も決まり、近いうちにお知らせできそうです。乞うご期待を!
(2024年11月14日)
元ちゃんハウス ピアサポーター
米森直子
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