元ちゃんハウススタッフの日記

元ちゃんハウス日記

元ちゃん倶楽部も参加した文化祭

2025年1月30日第5週目木曜日となりました。早い、早い、もう1月が終わろうとしています。皆さまは年始からどのような1ヶ月をお過ごしでしょうか。

1月11日(土)、元ちゃんハウス初イベント、『文化祭』がありました。詳細はHP、FB、インスタ、メルマガ94号95号にも載せてあります。(メルマガ登録はこちらから

この『文化祭』には月1回元ちゃんハウス内で活動しているハンドメイド倶楽部も参加しました。ハンドメイド倶楽部とは、患者さんだけでなく、家族やご友人、ご近所さんなど、元ちゃんハウスの活動にご理解くださる方々が集まり手作り制作をしています。今までに貝合わせエッグアートなど、参加者さんの特技や作りたいものなどをその時々に合わせて制作し、特技を持っている方は時に講師として教え合っています。4月からは水引細工を制作しています。

いつもはのんびり教え合い、笑い合いながら活動をしているのですが、突如11月に『文化祭』に出展する!作品展示する!!との話が舞い込んできました。そこからが皆さんの行動力にビックリさせられる連続となったのです。少しご報告いたします。

『作品展示』をして元ちゃん倶楽部の活動を皆さんに知っていただければいいなとの思いからスタートしたのですが、企画段階から「自分たちも元ちゃんハウスの為に何か出来ることがあるのなら一緒に参加したい」ととても意欲的に話が進んでいきました。

作品の数をもっと増やしてコーナーを作ったらどうか?

来場者の手に渡るような作品を作りたい。

材料費はどうする?

活動募金をお願いしたらどうか?

などなど。
しかしその時点で倶楽部の活動日数はこの日とあと1回、12月のみなんです!

ここからが凄かった!玉結びや小物を作れる方は家で作って来られたり、入院前に「制作しているほうが気が紛れるから」と作って届けてくださったり、12月にはその集まった玉結びをアクセサリーにしたりと自分たちがそれぞれできる事が繋がって作品になっていったのです。他スタッフからは毎回のようにくれぐれも体調に負担がかからないように活動してくださいねと念を押されていましたが、このパワーはどこからくるものでしょうか?

後日の報告会では、参加者の皆さんが「一緒に参加出来て楽しかった」「少しでも活動を伝えることができて良かった」「自分にも役に立つことがあり嬉しかった」「次の目標が見えて、一歩進み出せた気がする」と話されました。

患者会などが持つ自分の居場所作りであったり、連帯感を感じたり、活動することで日々の生活の中に充実感や達成感を見出し、心の潤い、豊さに繋がっていっているように感じます。

当日は県立図書館内でのイベントであったこともあり、たくさんのお子様連れや祖父母達のご家族が来てくださいました。(来場者約450名)アクセサリーなどを手に取っていただき、「かわいい」とか「どれにしよう」とか迷っている姿を見て嬉しかったです。そして若い世代にも倶楽部の活動をお伝えできたことは大変良かったと思います。「活動にご協力させてください」と言われた時には涙が出そうになり、感謝の言葉を繰り返すことしかできない自分がいました。作品46点に対してご寄付額15,842円となりました。皆様のご厚意に感謝致します。これからの倶楽部の活動費として大切に使わせていただきます。

倶楽部の活動にご協力いただきありがとうございました。

(2025年1月30日)

元ちゃんハウス 看護師
角口 園美

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