今年度、私達は“金沢がん共生まちづくり3.0”という事業を展開しています。
それ何⁈というお声が聞こえてきそうです。私達も大それたテーマに正直ビビっています(笑)。でも私たちがこれまでの8年間、ぶれずに取り組んできたことですし、それを継続するために発信したいのです。そして何よりも、がんであってもなくても「こんな世の中なら、もし、がんになったとしても生き易いんじゃないか!がんになっても頑張れるんじゃないか⁈」と思える世の中になって欲しいのです。お陰様でWAM助成(独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業)をいただきました。
金沢がん共生まちづくり3.0とは
金沢のまちに暮らすがん患者さんとその家族が、各自が持っている経験や知識、能力、特技、希望などを活かして、地域の多様な場で活動に参加したり、就労したりすることで活躍ができる「社会参加」を広く推し進めることを目的に、がん患者とその家族と地域の団体や組織、企業が、それぞれが抱える課題やニーズを共有して、ともに考えながらアイデアを出していく常設の学びの場〝ようこそ〟カレッジを設けることで、それぞれのニーズのマッチングと実際のがん患者やその家族の活動参加や就労を生み出し、地域全体としてがんと共生できる金沢のまちづくりに取り組んでいく事業です。
是非みなさんに参加して頂きたいと願っています。
一人ひとりが当事者として参加するまちづくりです。支える手と支えられる手がつながった瞬間に、お互いが支え、支えられる関係になると信じています。金沢がん共生まちづくり3.0 の出発点です。
何をすればいい?と思われる方、是非アンケートにお答えください!!。
私達はこれまでがん患者さんやご家族の声を聴いてきました。でもそれは病気や治療や答えの無い問いに対してのお声が多かったです。「社会参加」という切り口で目的を持って聴くことはあまりなかったかもしれません。
患者さんやご家族の皆さん、「病気の事ばかりが悩みじゃない!病気は自分にとってほんの一部であって全部じゃない!」と声を出しませんか?どうぞ普段の暮らしの場で、どんな問題に直面したり、悩みを抱えたり、不安を感じたり、どんなことが支えになったり、気持ちの助けになったりしているか。そして、地域の場での交流や活動、ボランティア、就労といった「社会参加」を推し進めるためにはどんなサポートが必要なのか。教えてください。伝えて行きましょう!
また、行政や会社や団体などさまざまな立場の地域の人たちにとっても、がんとともに生きる人たちの〝声〟 を聞く機会はあまりないのかもしれません。この方々もある意味当事者です。がんに影響を受ける人について考えたり、ご自分が直面したり、困っていることなど、考えやエピソードをお聞かせください。
地域団体のみなさまへのアンケートはこちら!そして来年の1月11日の土曜日10時から石川県立図書館だんだん広場にお集まりください。
元ちゃんハウス文化祭を開催します。現在詳細を詰めています。お楽しみに!
そして2階の工事も今月には完成します。そこでも患者さんやご家族と地域の方との素敵なイベント開催予定です。こうご期待!
(2024年11月7日)
元ちゃんハウス 理事長
西村詠子
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