看護大学院生の“おんぼら~っと”日記 〜その15〜

元ちゃんハウス日記

思いを持ち寄って】

こんにちは!
梅雨らしいジメジメした日が多いですね。

梅雨と言えば紫陽花。雨が降るとより一層綺麗に見えるのが不思議ですね。
元ちゃんハウスに生けてあるお花も紫陽花が多く、季節の進みを感じます。
先週の櫻井さんの「食べまっし」日記では元ちゃんハウスを支える見えない力のお話でしたが、
元ちゃんハウスに飾られているお花は、ご近所さんや利用者さんが持参してくださるものも多いのです。
元ちゃんハウスのインスタ・Facebookには、持参いただいたお花の種類もわかる限り載せてありますので、良ければご覧ください。

インスタグラム:
https://www.instagram.com/genchan_house_kanazawa

フェイスブック:
https://www.facebook.com/gmk20


さて、今年度の元ちゃんハウスはもくれんぷらすも開始しましたが、それもあってか元ちゃんハウスに初めてお越しくださる方にお会いする機会もあります。
一方で、元ちゃんハウスには何年も前からつながってくださっている方や、ふと思い出したように立ち寄ってくださる方もいらっしゃいます。

初めての方も、おなじみの方も、お久しぶりの方も、それぞれのペースで元ちゃんハウスをご利用していただけたらうれしいです。
元ちゃんハウスでは、さまざまなプログラムを用意しておりますが、その際に長くお付き合いのある方同士が近況を報告し合うこともあります。

一人ひとり置かれている状況や経験は異なりますから、全く同じ経験をしているわけではありません。それでも、近しい経験を持つ方との対話の中で共感を得たり、自らの経験を違った視点から見つめ直したりすることは、気持ちの支えになることがあるように感じています。

先日開催された第2回もくれんぷらすでは、轟浩美さんにご講演いただきました。


轟さんはご主人を亡くされたご遺族であり、ご自身もがん治療を続けておられます。

今年度のもくれんぷらすでは、がん遺族が複雑化しやすい悲嘆と向き合うため、自らの心の状態に気づき、整えていく力を高める「セルフケアプログラム」を柱として事業を進めています。

そのためには、悲嘆やセルフケアなど関する知識を得ることも大切です。
しかし同時に、同じような経験を生きてきた方の言葉に触れることには、知識だけでは得られない力があるようにも思います。

ご講演では、ご主人との闘病の日々やお別れの後の暮らし、活動を続ける中で感じてこられたこと、そして自らががんの当事者となり感じることなどをお話いただきました。

悲しみは時間がたてばなくなるものではなく、その形を変えながら人生とともにあり続けるものなのかもしれません。轟さんがご自身の経験を率直に語られる姿や、一つひとつの言葉に、ご参加された皆さまもそれぞれの経験や思いを重ねながら耳を傾けておられたのではないでしょうか。
その後の質疑応答の時間には、それぞれの立場からさまざまな思いや経験が語られていました。

同じ経験をしていても感じ方は人それぞれですし、言葉にしたい日もあれば、誰かの話を静かに聴いていたい日もあります。元ちゃんハウスやもくれんぷらすが、その時々の気持ちを安心して持ち寄ることのできる場であり続けられたらと思います。


繰り返しとなりますが、もくれんぷらすは参加対象をご家族、ご遺族、現在グリーフケアに関する活動をされている、またはこれからグリーフケアに関する活動を行う予定の方に限定させていただきます。
ご対象の方でご興味のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

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また、元ちゃんハウスはこれまでと変わらずがんに影響を受ける方ならどなたでもご利用いただけます。
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。


(2026年5月28日)

元ちゃんハウス スタッフ
若林円花