9月21日の大雨で能登半島がさらに大変なことになっています。
地震からの復興もままならなくて、みんながもどかしく思っていた矢先の大雨に「こころが折れた」と話される方の声を聞き、泥のひと掻きもできるなら行きたいのですが、年齢と体力を考えれば迷惑を掛けるのが関の山かと…。後方支援しかできないことを情けなく思います。
それもこれも“地球温暖化のせい”と聞くたびに、昔のような生活に戻れるか?と自問してみますが、最近の夏の暑さではエアコンなしには生きていくことさえ難しそうだし、車も手放せない。となるとさらに温暖化が進み、食べられなくなるものがたくさん出てくるそうです。すでに近海のイカやサンマは捕れなくなってきているし、トウモロコシなどは見た目以上にデリケートな植物で育てるのが大変なのだそうです。いつか口に入らなくなる日が来るのでしょうか。お米も暑すぎると実入りが悪くなると言います。食いしん坊にはつらい世の中になりそうです。どうしたら温暖化を止められるんでしょうね。そういいながらこの原稿を書くために夜な夜なPCに向かっているので、これをやめれば節電になるんですよね~やめようっと(;^_^
そして9月から元ちゃんハウスの2階は大改装中です。
ビルのオーナー 越屋メディカルケア(株)さんは2階を倉庫として使われていたそうですが、元ちゃんハウスとしてはほとんど使用してきませんでした。唯一、2018年秋に21世紀美術館のイベント「変容する家」で山本基さんの塩を使ったインスタレーション「紫の季節」に使ったことが最大の催事でしたし、今年に入ってからは能登半島地震の支援物資の中継局として手を挙げたので、届いた物資のすべてを2階に集約していました。
美術展のときには、がん患者さんの就労支援の一助になればと考え当番制で監視員を募りました。約1カ月半の美術展に多くの来場者があり、監視員に延べ180人に参加していただきました。そのシフト割を担当していたため、ピンク色の階段や2階フロアを見るたびに元ちゃんハウスの一部として見ていたのですが、今回の工事ですっかり一新すると聞き、一抹の寂しさを覚えるこの頃です。
新生する2階では美術展や絵画教室、ヨガなどのスペースがゆったり取れる上、見晴らしのよいカフェ空間も設置予定です。10月末の完成を予定していて、ここでも患者さんの応援ができるような仕組みを考えているところなのでアイデア、ご意見をお寄せいただけると嬉しいです。
連日、工事車両が駐車場の半分を占めていたり突然のドリルの音に驚くこともあったりして利用者さんにはご迷惑をおかけしています。日頃より元ちゃんハウスの心地良さを味わっていただくことを一番大切に整えていたのに…です。この期間しか来られないかた、本当にごめんなさい。 そして2階の完成もお楽しみに!
(2024年10月10日)
元ちゃんハウス ピアサポーター
米森直子
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