4月の第5週目木曜日『特別号』です。
ここ最近「オーラルフレイル」という言葉をよく聞きます。
先日のNHKのトリセツの番組でも取り上げられていました。舌の筋力の衰え 飲み込み悪さ、食事が偏り硬いものを避ける、たんぱく質不足になり全身の筋肉量低下、活動の低下、、、年齢的なものもありますが病気で伴うものもあります。口腔機能の低下を自覚し、オーラルフレイル予防を意識しながらいつまでも美味しく食事をし、会話を楽しみたいと思うのです。
ではどうしたら良いのでしょうか?
元ちゃんハウスにはとっても心強い歯科医師がいます。前副理事長の綿谷修一先生です。
なんでも気軽に相談できる先生なのでお聞きしました!!

先生〜どうしたら良いですか?教えてくださ〜い🙏

『がん患者さんとオーラルフレイル』
元ちゃんハウス・綿谷修一(歯科医師)

オーラルフレイルは、高齢者においてしばしばみられる症状です。
自身であまり自覚がない場合も見受けられ、指摘されてうなずくことも多いと思います。
身体的・精神的・社会的な複数の症状が重複して現れる場合が多く、がん患者さんにおいては、抵抗力が弱く・精神的にもダメージが多いことから、発症の頻度も高いと思われます。
初期から、「食」に対する悩みが付きまとう疾患ですが、特に頭頚部の癌腫の場合にはそれが顕著です。
がんは一般的には発症すると、少なからず食欲が低下し、さらに抗がん剤・放射線治療の過程でも副作用としてこれが増幅される場合があります。
「口の衰え」の対応においても、早期の対応が望ましく、併せて口から食べ続けることが重要になります。これにより栄養確保し、抵抗力を保ち、がん治療に備えます。
口腔フレイルはその侵襲も軽度ですので、ブラッシング等を含めた訓練で回復が可能で、会話や口から食べることはこれらの助けとなります。
元ちゃんハウスを訪れるがん患者さんにも、少なからず「食べられない」とおっしゃる方が見受けられます。ある意味では初期のフレイルの段階が多いとも言えます。
ご相談の段階で、少しでも努力して食べることをお勧めし、なおかつ、少しわがままな食事も容認しています。特に中期から末期にかけては、自分の好きなものを意識しながら少しでも食べていただきたいと思っています。
また会話も口腔の健康に欠かせず、相談の内容にもその困難事例がしばしば登場します。
この悩みに対しても、やはり口腔ケア(ブラッシング)や口腔リハビリテーションは有効なようです。
口腔ケアは口腔衛生状態を高めるだけでなく、その機能も高め、さらに噛む・話すことは脳に刺激を与え、認知症予防にも効果があるといわれています。
がん等により上肢体幹(特に手指)が衰えても、可及的にブラッシングを励行し、すこしでも食事摂取を心掛け、一人で悩まず、話し相手を大切にしてください。



綿谷先生ありがとうございます。
綿谷歯科医師へのご相談は、元ちゃんハウスにまでご連絡ください。https://genchanhouse.com
(2026年4月30日)

元ちゃんハウス 看護師
角口 園美

