ワールドカップが始まりました。
サッカー観戦が好きな私にとっては、4年に一度のお祭りです。もちろんキックオフに合わせて起床。結果は引き分け。勝点1を分け合う結果となりましたが、最後まで目が離せない好ゲームでした。
そういえば、2002年の日韓ワールドカップの際には、夜行バスを利用して2試合を観戦しに行きました。当時は今よりずっと若かったこともあり、「せっかく日本で開催されるのだから」と勢いで出かけたことを覚えています。スタジアムを埋め尽くすサポーターの熱気や歓声は、今でも鮮明に思い出されます。

これからしばらくは寝不足の日々が続きそうです。
サッカーの試合を見ていると、どうしてもゴールを決めた選手や華やかなプレーに目が向きます。しかし実際には、その一つのゴールの裏側に、守備で体を張る選手、走り続ける選手、分析を行うスタッフ、チームを支える多くの人たちの存在があります。ちなみに中村敬斗選手の専属シェフは金沢出身の方ですね(勝手に親近感)。
目立つのは試合結果ですが、その背景にはたくさんの「見えない力」があります。
元ちゃんハウスも同じかもしれません。
先日、認定NPO法人がんとむきあう会の総会が無事終了しました。
総会では昨年度の活動報告や会計報告、今年度の事業計画について話し合いました。利用者の皆さんには普段あまり見えない部分かもしれませんが、こうした運営の積み重ねが元ちゃんハウスを支えています。
認定NPO法人がんとむきあう会は2016年6月8日に設立され、同年12月に元ちゃんハウスを開設しました。
当時は、「がんになっても安心して過ごせる居場所を地域につくりたい」という思いから始まった小さな一歩でした。しかし、多くの方々との出会いや支えの中で活動の輪は少しずつ広がり、今年、元ちゃんハウスは開設10年目を迎えます。
ここまで活動を続けることができたのは、利用者の皆さまをはじめ、ボランティアの皆さま、会員の皆さま、寄付者の皆さま、関係機関の皆さまなど、多くの方々のお力添えがあったからこそです。
元ちゃんハウスの日常には、利用者の皆さんの目には見えにくい仕事がたくさんあります。
毎日の掃除や環境整備、お茶の準備、私の苦手のお花を生けたり中庭の手入れ、ホームページの更新、SNSでの情報発信、会計処理、助成金の申請や報告書の作成、行政や医療機関、地域団体との連携など、一つひとつは小さな作業でも、それらが積み重なって元ちゃんハウスという居場所が維持されています。
また、私たちの団体は認定NPO法人として活動しています。
認定NPO法人とは、公益性や組織運営の適正性、情報公開や会計の透明性などについて一定の基準を満たし、認定を受けた法人です。認定を維持するためには、活動そのものだけでなく、会計や事業報告、組織運営についても適切な管理が求められます。
利用者さんが安心して過ごせる場を継続していくためには、目の前の活動だけでなく、こうした運営基盤を整えることも大切な仕事です。
そして現在、元ちゃんハウスでは活動を支えてくださるボランティアをいつも募集しています。
館内の掃除や環境整備、イベントのお手伝い、写真撮影、チラシ作成、パソコン作業など、さまざまな形で力を貸していただける方を歓迎しています。
特に、SNSやホームページなどの情報発信が得意な方、広報活動に興味のある方のお力を必要としています。
10年目を迎えた元ちゃんハウスが、これからも利用者にとって安心できる居場所であり続けるために、私たちは活動を続けていきます。その輪に加わってくださる仲間との出会いを楽しみにしています。


(2026年6月18日)

元ちゃんハウス 管理栄養士
櫻井千佳

