理事長の〝ちゃべちゃべ〟 日記  〜その37〜

元ちゃんハウス日記
まらんけ?さんけ? ほして~もう一歩みだそっさ‼】

2年間続けて取り組んできた、WAM助成(独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業)による「がん患者とその家族が参画する金沢がん共生まちづくり3.0」事業を終え、3月28日に石川県立図書館だんだん広場で成果報告会を開催しました。

メンバーで記念写真!


第1部では、メンバーが順にこれまでの取り組みを報告しました。がんになっても一歩踏み出しやすい社会、偏見なく優しく受け入れられるまちであってほしい——そんな思いで事業を進めてきました。また、病院の外にも元ちゃんハウスのような場所があることや、さまざまな形で「場」をつくる取り組みがあることを知っていただき、「自分もこんな場をつくりたい」と思う方へのヒントを届け、一緒に考えていきたいという思いで活動してきました。


第2部では、前理事長の生前からご縁のある中村悦子さんと糟谷明範さんをお迎えし、それぞれ能登と東京で場をつくり続けているお話とアフタートークを行いました。

さまざまな課題を抱えながらも、「必要としている人がいるから場をつくり続ける」というお二人でした。輪島の地で目の前の困っている人を放っておけない中村さんだからできること、ケアとコミュニティの関係を繊細に、理学療法士と町の住人の2つの目線で大切に考える糟谷さんだからできることがあるように、元ちゃんハウスだからできることを大切にしていきたいと思います。人は「誰がつくっているか」にも惹かれます。あの人に会いたいから行く——そんな場であり続けたい。そして、来てくださる一人ひとりを大切にしていきたいと、あらためて感じました。


会場には、これまで一緒に活動してくださった団体の皆さんや、プログラム参加者の方々、いつも応援してくださる方々、そして図書館に来たついでに立ち寄ってくださった初めての方もいらっしゃいました。さらに、看護や栄養学を学ぶ学生さんの参加もあり、多くの出会いに恵まれました。人と人とのつながり、顔の見える関係の大切さを実感し、これからの活動を続けていく大きな力をいただいた一日となりました。

また、この報告会はプレス発表の場でもあり、北陸中日新聞に事前と当日の2回にわたり記事を掲載していただきました。

北陸中日新聞提供
北陸中日新聞提供


さらに、ご縁がつながり、北陸放送の取材も実現しました。当日の夕方のニュースでも取り上げていただき、後日、元ちゃんハウスの様子や理事長、利用者さんへのインタビューも放送予定です。
(放送予定:4月8日(水)18時15分~ 約8分/ネットニュース「NEWSDIG」でも配信予定)


MRO北陸放送ニュースより
MRO北陸放送ニュースより


この日の発表を通して、心に残ること、持ち帰るキーワードは人それぞれだと思います。「自分も何かやってみたい」と感じる方もいれば、「自分には難しい」と感じる方もいるかもしれません。でも、無理をする必要はありません。半歩でも、一歩でも、大股でも、すり足でも——その人のペースでいいと思います。

だからこそ、もう一度。
集まらんけ?話さんけ? ほして~もう一歩踏みだそっさ‼

元ちゃんハウスは、今年10周年を迎えます。新しい学びとともに、一歩ずつ歩みを進めていきたいと思います。

図書館玄関に絵本の“ぐりとぐら”の可愛いコーナーがありました。大人はダメ!とはかいていなかったので(笑) 

ぐりとぐらのコーナーでハイポーズ!
童心にかえって

(2026年4月2日)

元ちゃんハウス西村詠子理事長

元ちゃんハウス 理事長
西村詠子