先月に引き続き、世の中はサッカーのワールドカップで盛り上がっていますね。でも私は、サッカーについては選手もルールもほとんど分からず、ニュースで結果だけ知れば十分というタイプです。
一方で、先週から始まったウィンブルドンテニスは気になります。女子では大坂なおみ選手が、自身初のセンターコートで世界ランキング1位のサバレンカ選手を破る快進撃を見せてくれました。登場時に身にまとった白無垢をイメージしたウォークオンドレスも話題になっていますが、ああした演出も、実力があってこそ映えるものなのでしょうね。サポーターとして、この先の戦いにも期待しています。

さて、そんな私にも6月末、大きな緊張の一日がありました。
以前からご縁をいただいているフラ教室「フラ&スタジオ レイモミ」さんの10周年記念発表会があり、金沢赤十字病院で活動している「クロスピンク ウクレレ部」がゲスト出演させていただいたのです。
会場は野々市市のフォルテ大ホール。800席のチケットが1か月前には完売したと聞いた時には、「しまった、安請け合いをしてしまったかも…」と、身の引き締まる思いがしました。
じつはオファーをいただいたのは1年以上前。しかし、メンバーのほとんどが病院スタッフです。当直や夜勤で練習に来られないのは日常茶飯事。「緊急手術が終わってやっと来られました」と駆けつけたと思ったら、「追加の手術が入りました」と呼び戻される~なんてこともありました。
演奏したのは、私たちだけの演奏2曲と、フラ5組の伴奏です。ウクレレ部の仕上がりが予定より遅れ、ボーカルとのリハーサルは本番の前週、フラとの通し稽古は前日が初めてという、なかなかスリリングな状況でした。
それでも、本番では長年一緒に演奏してきた仲間ならではの阿吽の呼吸でしょうか、やる時にはやれちゃう不思議さで無事にステージを終えることができました。

終演後、レイモミの先生から「生演奏が始まった瞬間、感動で涙がでそうになりました」「またぜひご一緒しましょう」と、うれしいお言葉をいただきました。
もちろん!と言いたいところですが、前期高齢者のわたくしは「いつまでも頑張ります」と胸を張って言えなくなってきています。
けれど、その日、レイモミさんの創始者が80歳を目前にして、堂々とソロを踊られる姿を拝見しました。その姿には年齢を超えた美しさと説得力があり、「続けること」の力を教えていただいた気がします。

最近、何かにつけて「どう仕舞うか」を考えることが増えました。
でも、あの日の舞台を見て、大切なのは終わり方を考えることより、その時々でできる形を探しながら続けることかも…と思い始めています。
ウクレレ部も、サポーター活動も、未来予想図はまだ完成していません。もう少しだけ続きを描いてみようと思っています。
(2025年7月9日)

元ちゃんハウス ピアサポーター
米森直子

