管理栄養士の〝食べまっし〟 日記  〜その10〜

元ちゃんハウス管理栄養士櫻井千佳 任田和子 元ちゃんハウス日記

震災と支援

元旦に能登を襲った震災。 その日、私は関東在住の兄夫婦と共に兄の家に向かう電車の中にいました。「大きい地震があったみたいだ」という乗客の声にネットニュースを見た兄が「能登のほうの地震みたいだ」と。直後に友人から電話が入り「怖かった。大丈夫だった?」と聞かれ「実は今、金沢にいなくて…」と何故か気まずさを感じてしまいました。

3日、金沢に帰ると家でもかなり揺れたんだろうなと思うほど、棚の上に置いていた陶器や皿が落ちて割れたり、戸棚を開けると中から物が飛び出したりしましたが、とても被害と言えるほどのものではなかったです。

輪島や珠洲では依然、被害状況は未だ不明で、さらに増える見込みであると。さらに今日は断続的な吹雪と氷点下の冷え込み、テレビで被災者が凍える寒さに見舞われている姿を見るにつけ胸が痛みます。気象庁によると、能登地方では今月1日の発災後、震度1以上の揺れを観測する地震が1400回を超え、まだ今後3週間程度は最大震度5強以上の地震にも注意が必要だということです。

そんな折、私にも出来ることは…と思っていたところ、栄養士会より金沢にできた1.5次避難所にボランティアでとのことで只今、微力ながら後方支援中です。 1.5次避難所には、各県からの災害派遣医療チーム(DMAT)や、日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)他、様々な職種の方のチーム支援(名称を覚えきれませんが)があり、街にはいつも支援物資を運ぶ自衛隊や被災地に向かう車が走っています。支援に来て頂いている皆さんに感謝しつつ、1日も早い復興と被災した方、支援して下さっている皆さんの健康も願わずにはいられません。くれぐれもお体を大切にご自愛ください。

(2024年1月18日)

管理栄養士 任田和子

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